美術教育にまつわる話・・・備忘(1)

ジェーン・ハーリー著  「コンピュータが子どもの心を変える」 大修館書店より

 幼い子どもの場合、体を使って動かすことで脳の感覚連合野が統合され、高次の認知能力の基礎がつくられる。そのため、世界の教育者たちは正規の教育課程の中に体を使った遊びを組み込んでいる。素早い動きを連続して行うこと、そして「ビート」感覚を体で覚えることによって、言語や予測、その他の認知知能が脳の中で結びつけられる。ピアノを弾く、手芸や工作をする、単語をつなげて意味のある文にする、言葉を理解する、パーティーを計画するなどの行動は、みな順序正しい一連の動きと考えがなくては達成できない。その能力をはぐくむのが、幼児のものを使った遊びと社会的な遊びである.

 数学的・科学的思考を育てる視空間技能もまた、走ったり、跳びはねたり、登ったりという体全体を使った空間移動をとおして学習される。子どもの筋肉は、環境にある対象の空間的属性を記録し、高次の概念的理解(比率、速度、工学、デザインなど)の基礎を築く「頭のいい道具」である。

 数学、科学、テクノロジー、芸術の分野で活躍する人の多くは、大人になっても体の知能を用いて推論を行うことが多い.フランク・ロイド・ライトは、建築家への道を開いた積み木遊びを生涯忘れなかった。「カエデの木でできた積み木の感触が今でも指に残っている」と八八歳のときに語っている。また、ブラック、クレー、モンドリアンなどの画家の作品に霊感を与えたのは、幼稚園で棒や粘土、紙を使って工作した経験であると言われている.


著者のジェーン・ハーリーはどうして「数学的・科学的思考を育てる視空間技能は体全体を使った空間移動をとおして学習される。」と考えるようになったのだろうか?
私も同じ考えである。自分の考えを確認するため、以前よりネットで検索を続けているが日本語でヒットする件数は少ない。
欧米では広く知られている考え方なのだろうか?
彼女の引用元が知りたい.



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • フランク・ロイド・ライト

    Excerpt: フランク・ロイド・ライトフランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright、1867年6月8日 - 1959年4月9日)は、アメリカ合衆国|アメリカの代表的建築家。アメリカ大陸と日本に作品.. Weblog: 建築 racked: 2005-07-28 01:11